シンガポールはASEANで来年議長の座を務めるにあたり、電子商取引(e-commerce)や他のデジタル経済に関係するものへの取り組みが最優先事項だとしています。
デジタル化されたASEAN会議にて、シンガポールはASEANの他の国々と共に電子商取引に対する障壁を減少させ、更に活性化させるため、規則の簡素化を図っていることを発表しました。
これにより、電子商取引により、東南アジアでの商品の取引は活発化し、ASEANに基盤を置いている会社の成長を促します。
<参考サイト>
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2025年のAECの新たな焦点はデジタル化経済の分野も含まれています。ASEANメンバー国内での電子商取引への関心も高まってきています。予想では、電子商取引によるもの(880億USドル)を含め、今後10年で2,000億USドルもの成長が期待できます。
ビジネス顧問機関シンガポール支部の議長であるロバート・ヤップは、著しい成長を見せているデジタル経済においてASEANはリーダーになり得る素質を持っている、と述べています。
(理由としてはGDP2・5兆USドルで更に6%の割合で成長しており、6億人以上の人口で35%の割合でスマートフォンが普及している事などが挙げられます。)
彼はASEANの会社に、デジタル化する経済に後れを取らぬよう、各会社でのデジタル技術の導入を呼びかけています。
会議ではデジタル化及びその他の技術の進歩による仕事の減少についての議題が注目されています。
東南アジア支部長のシュア・スーン・ジーは、この様に述べています。
政府が第四次産業革命において包括的な成長を成し遂げるためには、労働者の訓練を強化する必要がある。
人々が新たな職業を手に入れるためには、新たな技術と知識が必要になってきます。これは政府が産業発展により国民が古典的な職業を失う事を防ぐ為の長期的な解決策ではありません。